RaceReport/2007/豊橋

Last-modified: 2009-10-09 (金) 15:35:49 (5333d)
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今更ですが、昨年のれーすれぽを順次更新していこうと思います。
とりあえず第一弾、豊橋です。

予選

今回からWEMに加わった豊橋エコテクノレース。
SBRには「WEMでの初めてのコースは雨が降る」というジンクスがあるため天気を心配していましたが、
天気は快晴。風も豊橋にしては穏やかで、絶好のレース日和です。
チーム一同一安心。この時は皆、後から起こる悲劇を予想だにしていませんでした…。

私は今回のレースでは決勝のみ乗ることとなりました。
予選のドライバーは↑坂さん。昨年の豊橋のドライバーです。

で、その日私は何をしていたかと言うと…会場で爆睡してました♪

この週は夜勤だったため、居眠り運転を避けるために代わってもらいました。
車体の中の程よい暖かさと路面の振動が眠気を誘うんですよ。

午前中は寝場所を求めて会場をうろうろし、
午後からは各車の動きをチェックするためレース観戦です。

豊橋の一番のポイントはやはり迂回路(シケイン)でしょう。
狭くうねったコースを駆け抜けていくので見ていて迫力があります。

また、毎年のようにスピンする車両がいるため、ドライバーとしては緊急時にどのようなラインで回避するか、
最悪、どのようにコースアウトするかなどをイメージトレーニングします。

ちなみに、今年からシケインの進入速度が40km/hに規制されました。
スピードガンで計測が行われていて、トップチームの皆さんは規制速度ぎりぎりで進入してきます。

さて、われらがメカでんち君の速度は・・・。
「よし!!明日はアクセル全快でシケインに突っ込もう♪」
そんなに速く走れません(泣

決勝前準備

車検

決勝当日、会場についたら早速車検を受けます。各項目に合格し、体重測定を行ったところ…

「あれ?全然足りないぞ?」
「う〜ん…なぜだ?」

ウェイトなしで測定したところ、今までと同じ50kg弱。急激にやせた訳ではありません。
普段使っているウェイトセットはすべて持ってきているはずなのに。

で、冷静に考えます…。
「そういえば、2年前はもう一塊ウェイトを持ってきていた気がする…。」
他の大会では使用しないため、その存在をすっかり忘れてました。

このままでは参加できないため、他チームからウェイトをお借りして、何とか規定を満たすことができました。
ウェイトを貸してくださったチームの皆さん、ありがとうございました。

新アイテム導入

車検を終えてピットに戻ると、↑坂さんとM氏が車載用DVを付けてくれました。
これで車載映像をblogにupできます。
なお、取り付け時に「これで事故った時の証拠映像が残せる」とか言われてたらしいです・・・。
確かに私は事故率が高いですが、それは・・・(以下、見苦しい言い訳が続きます)。

レーススタート

そしてとうとうスターティンググリッドへ。
いつもの事ながら、大量の発砲スチロールで体を固定します。
車体と体の間に空間が空きすぎているため、これがないと横Gに対する踏ん張りが利かないんですよ。まさに梱包状態です。

そのまましばらく待ち、レース開始。
豊橋は基本的にはオーバルなので、打ち合わせ通りに淡々と走ります。
メカでんち君のスピードでは速度規制を気にする必要はないので、
周りの車に注意しながら安全なラインを抜けていきます。

いつもの事ですが、シケインのようなテクニカルな区間は抜く側になりますが、オーバルな区間、特に向かい風ではどんどん抜かれます。
やっぱり車体でかいよ・・・いや、快適なんだけどね・・・。

クラッシャーメカでんち君?

レースも後半になり、バッテリーに余裕があったため、少し昇圧してスピードを上げます。
しかし、相変わらず速い車には抜かれてしまい、団子状態でシケインに進入することになりました。

前走車との車間、相対速度やマシン性能からシケイン脱出時に追い抜くことができそうです。
ここはドライバーの腕の見せ所です!!
      ・
      ・
      ・
そう、本当に腕の見せ所でした・・・。

シケインのゲートを潜る直前、DEN** 8さんが外へ飛んで行くのが見えました。その直後、ECO ○○○KAさんがイン側の路肩に乗り上げてアウトに転がって・・・。
「いや、嘘でしょ・・・」
この状態からではブレーキは間に合いません。
なんとかかわそうと試みますが・・・
「ごめん、無理・・・」
とりあえず、相手の丈夫そうな場所にぶつけるのが精一杯でした・・・。
(どんな状況だったかは動画を見てください)

「またやってしまった・・・」
とりあえず減速し、駆動系に問題がないようなのでそのままピットに向かいます。
ボディー、キャノピーがボロボロになったおかげでやたらと風通しがいいです。
というか、手で抑えてないとキャノピー落ちそうだし・・・。
そしてピットに状況を伝えます。
若干パニック状態に陥ってましたが、とりあえず大事故だということは伝わったみたいです。
無事にピットまでたどり着きましたが、残り時間と破損状況からリタイヤすることとなりました。
そして、メカでんち君は「ぶつけたのでリサイクル」されることになりました♪

ぶつけたらリサイクル?

そう、一旦はリタイアすることとなったのですが、今回もメカニックががんばってくれました♪
凄まじい勢いで修理されていくメカでんち君。
きっと「テニスボール」もこんな感じで修理されたのでしょうw

そしてレース復帰。
時間もないのでフルブーストで走ります。
なんとか一周走ったところでレースが終了。

車体から出てピットに向かおうとしますが・・・あれ、空かない?
修理の際テープでぐるぐる巻きにされたため、自力で外に出られません。
「暑い・・・誰か助けて・・・」
係員の人に助けてもらい、無事に脱出しました。

ピットに帰ると他チームの皆さんから激励されます。
「またやったんだって?」
いや、だからやりたくてやったわけではないんですよ・・・。

自チーム、他チーム問わず「当たり屋疑惑」をかけられますが、今回はビデオがあります。
まさか即効で役に立つとは思いませんでした・・・。

衝撃的映像w

会場から作業場に戻り、車載映像を再生します。
「もうちょっと後、もう少し・・・キタ!!」
事故の一部始終が記録されています。

皆さん大爆笑。
「これは無理だね〜」

その後、コマ送りでこんな画像を見つけたりしてました。
kurashu.jpg

解説:
前にある壁⇒横転してきた車。
上にある∀字⇒外れたキャノピー。
中心にあるオレンジと黒の物体⇒ドライバーの靴。
下にある逆U字⇒車体側面のフランジだったもの。

人間の体って結構伸びるんですね・・・。

ちなみに、メカでんち君はもうしばらくリユースされることになりました♪